転職しました
10年以上続けた営業事務の仕事を退職。職業訓練校を経て転職しました。当時39歳。平凡な事務系会社員が、グラフィックデザイナーになるまでの記録です。
デザインのスキルはゼロの状態からのスタートです。少し有利だったのは中高と美術部だったこと、芸術やデザインに強い興味があったことぐらいでしょうか。
職業訓練校へ行きました
未経験の職種に転職なので、職業訓練校を利用しました。地域、学校により状況は様々なので、以下全て「私の場合は」という但し書きつきの文章です。
申し込み・受験
職業訓練校はハローワーク経由で申し込みます。様々なコースがありますが、私が受けたのは「グラフィックデザイン」を主に学ぶもの。他にもMOSや宅建の取得を目指すもの、WEBデザインを学ぶものなど様々なものがありました。
受験は簡単な筆記試験と面接。こちらは常識があるかどうか、就労の意思があるかどうかの確認程度です。一般常識があることと、やる気さえ伝えられれば合格ライン。あとは倍率と運の問題だと思います。面接はスーツで行くのが無難です。
お金について
授業に関しては基本無料。教科書など個人で使用するものは実費。他に加入必須の保険は自己負担です。
失業保険の受給資格がある場合は給付されるはずですし、他にも様々な補助があるのでハローワークに相談してください。私の場合は失業保険の早期受給、延長があり交通費も支給されました。
期間
3ヶ月の授業+1ヶ月の企業実習のコースを取りました。
授業内容
授業内容は主に3つに分けられます。
- 就職活動、就労についての知識
- デザインの基本
- Illustrator、Photoshopの基本操作と作品作製
1に関しては単に就職出来たら終わりではなく、労働基準法など働くにあたって役立つ知識を教えてもらえるのがありがたかったです。履歴書の書き方、面接対策もあります。
2に関しては基本中の基本のみ、さらりと。
3に一番大きく時間を取ります。最後の方は実際に作品を作り、講評がありました。
授業の雰囲気
クラスに専属の職員の方が1人、その他授業内容により講師は変わります。
幸いにもクラスの雰囲気は良く、和気藹々といった感じでした。ただ、これは珍しいらしく講師の方に「仲良いね」と毎回びっくりされていました。
コロナ禍ということもあり控えめではありましたが、希望者で飲み会などもありました。私は不参加でしたが、仲間外れにされることもなく、楽しく過ごせました。年齢は様々で社会に出てすぐの20代前半から、私と同じ30代後半(当時)の人までいました。
このコースは年齢制限があったので、それ以上の方いませんでしたが、他のコースを受けているらしい、かなり高齢の方も見かけました。
企業実習
私が受けたコースでは1ヶ月の企業実習がありました。ただ、都合よくデザインが必要とされる実習先が人数分用意できる訳ではないらしく、あまり関係ないところに行った人もいたようです。
幸い私はチラシ、看板、年賀状の作製をすることが出来ました。しかし暇な時間が多かったので、事務の手伝いなども自発的にしていました。エクセルの知識に感謝されましたので、やはりエクセル、ワードあたりは身につけておいて損はないなと思いました。
基本お客様扱いなのでのんびりしており、コーヒー、お菓子の大盤振る舞いで正直「当たり」な実習先でした。条件さえ合えば事務としての「採用」も考えてくださっていたのですが、デザイン職ではなかったこと、希望の給料に満たないだろうことから、遠回しに遠慮を伝えました。
転職活動
失業保険を受給している関係もあり、1ヶ月に最低3件は申し込むなど、決まりがありました。
本命1件と、そこそこ気になるかな? 程度のところに申し込み。実際に書類を送ったのが2件。幸いにも本命に採用されましたので私の転職活動はあっさり終了しました。
転職戦略
未経験職種に転職。それもアラフォーなので若い人に比べると不利です。しっかりと戦略を立てる必要がありました。
そこで事務とデザイン両方を求められる職場を探しました。半分が事務なら今までの経験が活かせるし、慣れた業務があることで安心して働けると考えたからです。
実際に事務、デザイン、軽作業が今の仕事の内容です。このように自分で「できること」と「チャレンジしたいこと」両方が必要な仕事を探せば、採用される確率は上がるかなと思います。
グラフィックデザイナー5年目
2026年現在、5年目です。デザイナーと何度も書いていますが、一般的にイメージするようなおしゃれなものは作っていません。スタートした年齢も遅いのでセンスにも自信がなく、「自分にも出来そうな」仕事を探しました。
かなり特殊な仕事なので詳細は書けませんが「おしゃれ」より「分かりやすい」が大事なデザインの仕事をしています。これが私には合っていたようで、仕事はとても楽しいです。
当然入社してからも勉強はたくさん必要でした。また仕事であるからには絶対に「なんとかする」力が必要です。これらは事務の仕事で培われたので、今までの時間も無駄ではなかったなと思います。
そして時々は自社の広告や販売促進のニュースレター、展示会のブースなどのデザインも担当しており、「あ、今私デザイナーっぽいな」などと悦に入っております。
デザインの基礎の基礎。
イラレの使い方は井上のきあさんの本に助けられています。著書はほぼ全部持っていますよ。
デザイン力に自信がないので、とにかくスピードで勝負しています。レスポンスが早ければ修正する余裕があるので、こんな私でもそれなりに良いと思えるものが作れます。


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